カラスっぽいブログ

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カテゴリ:ゲーム > RPG



40点 25時間

ドラクエだからということでプレイしてみたものの、イマイチというか、あまり自分には合わないゲームだった。最初のうちは、ドラクエスタイルの戦闘楽しいな~と、そこそこ楽しい時間を過ごせたものの、10時間を越えたあたりからだれてきて、ただひたすら単調な作業を繰り返す感じになってしまい、楽しめなかった。このゲームをプレイしてわかったのは、こういう、モンスターをかけ合わせる系の作品が、自分には向いていないということだ。どこが楽しいのかわからない。モンスターのコレクションにも、配合にも、あまり興味はわかず、淡々とプレイしてしまった。
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92点

プレイしたのは20年ぶりくらいになる。

ドラクエの中ではVIが一番好きで最高傑作だと思ってたんだけど、再プレイしてその思いを新たにした。
ドラクエの中で最高傑作であるというだけでなく全JRPGの中でも最高クラスの作品だと思う。これは理想のドラクエであると同時に、理想のJRPGではないか、そう思った。

以下、なぜそう感じたのかを述べる。



・自由度の問題

ストーリー性のあるRPGにおいて、必ずといっていいほど問題になるのが自由度とシナリオのバランスだ。
ストーリー性を高くすればするほど、どうしたって自由度は低くなるし、自由度を高くすれば、ストーリー性は薄くならざるを得ない。
極端に片方に寄せて、ストーリーでガチガチに固めたほぼ一本道のRPGなんてのもあるけれど、自分はあまりそういうタイプの作品は好まないわけで、ある程度自由度があってほしいよね、というのがある。
もちろん、だからといってシナリオを薄くして自由度を極度に高くした作品というのも、それはそれであまり好みじゃなかったりするわけで、自分で書いていて思うが、大変わがままな好みを持っているのだ。

シナリオの優れた一本道RPGは、それはそれで評価するし、極端に嫌いとか全然手を触れないとかそういうわけではないけれど、自分の中でのRPG番付の中では1ランク下になってしまうというのがある。
例えば、テイルズのアビスなんかは確かに面白かったし、一本道RPGの傑作だとは思う。もし自分が一歩道RPGを好むタイプ・あるいは全然気にしないタイプだったならば、横綱・大関クラスの作品として評価するだろう。
けれど、あまり一本道を好まないタイプの自分としては(それに加えて、体験=物語というタイプのRPGを好む自分としては)、1ランク下がって、だいたい関脇クラスであと一歩で大関に手が届くか届かないか、くらいのランクの作品にならざるをえない。

そういうわけで、このドラクエVIくらいの自由度のバランスが自分は一番好みなんじゃないかなと思う。いや、一番好みは言い過ぎた。このゲーム、中盤あたりまではほぼ一本道で、自由度が高くなるのは後半あたりから。できれば、序盤から自由度が高いほうが嬉しいけれど、まあこのくらいのバランスでも十分良バランスだと思う。
ドラクエVI以外のナンバリングだと、Ⅲなんかも良いバランスで気に入っている。



・世界観 雰囲気 ストーリー

とにかく世界観・雰囲気が最高に好きで気に入っている。一番ドラクエらしいというか、ああこれがファンタジーなんだなって思うし、序盤の、大地に開いた穴から下の大地が見える描写も最高に好き。
冒険している最中、ふと、「あれっ、いま自分はどちらの世界にいるんだっけ?」となる瞬間も好きだし、町や人が、上の世界と下の世界で似ていながらも微妙に違っているというのも狂おしいほどに好き。
また、ところどころ胸糞エピソードや報われない系の話が挟まれるのも、最高にドラクエって感じで好きだし、エピソードひとつひとつも、語りすぎず語らなさ過ぎずという絶妙なバランスで好き。これでいいんだよって思うわ。

ストーリーに関しては、未完っぽい感じと評されることもあるが、これくらいのバランスでちょうどいいんじゃないかと思う。語りすぎず語らなすぎずの絶妙なバランスで、これぞRPGって感じがするのだ。
無論、細かいことを言えば、少し語らなすぎじゃね?、と思う部分が無いわけではない。例えばガンディーノにイベントが一切ないとか(せめてミレーユに一言二言語らせるくらいはあって欲しかった)、ムドー戦にバーバラがついてこない理由が語られない、とか、ないわけではないしそこは惜しいと思うものの、RPGのシナリオとしてはかなり理想的だと思う。
この場合の「理想的」とは、シナリオそのものが優れているとかいないではなくて、作品全体で、描写されている部分と描写されない部分、そのバランスが絶妙だという意味で使っている。
つまり、作品の中で語られない「空白」の量がとてもちょうどよいと感じる、という意味合いだ。



・結論

そういうわけでやっぱ最高のJRPGだなと、あらためて思った。
まあ、そう思っているわりにはまだ二回しかプレイしたことが無いし、DS版のドラクエVIもまだ未プレイだったりするので、言ってることとやってることがちょっと違うような気がするが。
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63点 プレイ時間 26時間

前作の前日譚に当たる本作はおまけ的な外伝作品とはいえ、立派に中編RPGくらいのボリュームはあり、決しておまけなどという言葉で片づけることのできないような内容となっている。
それなりのボリュームはありなかなかやりごたえもあるので、おまけみたいなものと侮ることなく、一本の新作RPGに立ち向かう気持ちを持ってプレイした方がよいと思う。

自分としては、この作品にそこそこ満足したし、はっきり言って本編よりも自分の中での評価は高い。
なぜそんなに評価が高いのか?、については後述する事にして、その前にとりあえず言っておきたいことがある。

なぜ、この物語を先に持ってこなかったのか?、と。



・イーラ→本編、をおすすめします。

ストーリーは本編において断片的に語られた聖杯大戦を扱っており、500年前の出来事が語られる。
RPGで時たま見かける、かつて失敗した(あるいは半成功した)昔の勇者一行の物語を、わざわざゲーム化したのが本作だ、感覚としては聖戦の系譜の第一部と近い。
そういうわけで、避けられない悲劇をプレイヤーは味わうことになるわけだが、そのことについて述べる前に、この作品をプレイしてから本編をプレイした方が楽しめたのでは?、と感じてしまった点について、述べておきたい。

この作品は、予算やらなんやらの理由で泣く泣くカットした本編の中盤で語られる予定だったシナリオを、改めてゲーム化したものらしい。
したがって、この作品をプレイすることで本編のシナリオのイマイチわからない部分が理解でき、きちんとピースがはまる感覚を味わうことができる。
もちろんそれはよいことなんだけど、同時に、なぜこの物語を先に持ってこなかったのだ・・・、という疑問も感じてしまった。

本編ゼノブレイド2は、本作黄金の国イーラのパーティーのその後の物語として、つまり後日譚として見ることのできる物語であり、そういった視点で見た方が楽しめると思う、少なくとも自分の場合はそう感じてしまった。
この作品をプレイした後で、ゼノブレイド2のイベントムービーをいくつか見返してみたんだけど、その際、「ああ、なるほどここはこうなっていたのか!」という発見ももちろんあったが、それ以上に「こっちを先にプレイしてから本編をプレイした方が、絶対楽しめただろうなぁ~」と感じてしまった。
本編では、この作品の登場人物のその後が描かれているし、容姿がそっくりな人間や同じブレイドもおり、そしてなにより、ラスボスがシンと手を組んでいるという衝撃的な内容なので、先にこっちをプレイしていた方が絶対ワクワクできたはずなのだ。

そこがなによりも惜しいっ!、と感じてしまった。
ゼノブレイド2は物語の牽引力がイマイチでキャラの魅力でなんとか持っているという感じだったので、イーラを先にプレイしてから本編をプレイすれば、もうちょいストーリー展開に胸を弾ませることができたはずっ!、と思う。



・風変わりな中編RPG

RPGとは基本的にハッピーエンドで終わるもので、悲劇、つまりはバッドエンドで終わるようなものは非常に少ない。
それは無論、他の普通の物語ジャンルと違い、RPGの場合自分がプレイするものであり、主人公は半ば自分なので、結末が悲劇だったりするととてもではないが他人事とは思えないし、ゲームをクリアした際の達成感を打ち消してしまうから、だろう。
だから、RPGにおいて「悲劇」は、やってはいけないことのひとつだと思う。
自分のような、比較的悲劇を好むような変態でさえ、RPGでがっつり悲劇をやられたら、怒らないまでもやや残念な気持ちになるだろうし、すくなくとも「傑作」として絶賛することはまずないだろう、と思う。

RPGにおける、自分の好みの終わり方というと、基本ハッピーエンドだけどちょっと苦い、くらいが一番好みで、具体的に言うと、例えばDQ6みたいな終わり方がすごく好みだったりする。
あれくらいの、悲劇と言うほどでもないけれどかといって円満ハッピーエンドでもない、みたいなのが一番好みなので、本作品のような、豪快で情け容赦のない悲劇、いやバッドエンドは、好きなタイプの作風というわけではない。

しかし、にも関わらずこの作品は印象に残った、すごく好きな作品になったというほどではないけれど。
今まで積み重ねたものがエンディングで水泡に帰してしまうという哀しさ、パーティーメンバーの仲の良さとバランスの良さ、クエストでNPCとイーラに対する愛着をわかせるという性格の悪いシナリオ展開。



・パーティーメンバーのバランスがよい

このRPGのパーティーに対する印象はかなりよい。
特定のキャラが好き、というのはあんま無いけれど(あえて言うならばラウラ・カスミ・ヒカリは好き)、このパーティーがなんとなく好きだな、と感じた。
これはつまり、キャラに対する好感度ではなくパーティーに対する好感度が高い、ということだ。

このゲームをプレイして気づいたのは、RPGに対する評価軸のひとつとして、キャラに対する好感度とは別にパーティーに対する好感度という評価基準もあっていいかもしれない、ということだ。
一人一人のキャラに対する評価とは別に、その作品のパーティーメンバー総体に対する評価。
パーティーそのものの、まとまりだとか性格面でのバランスの良さとか、そういったもの。
そういう意味合いでの評価基準というものも、ありだな、と。

そういう面から見て、この作品のパーティーメンバーに対しては好感を持ったし、自分の中ではそこそこ評価が高い。
どこがどう、と上手く説明することはできないけれど、全体のまとまりがいい感じで、好感を持った。



・ゼノブレイドシリーズの中では一番良かった

そんなこんなで、今までプレイしたゼノブレイドシリーズの中では一番評価が高い作品になってしまった。それというのも、この作品がすごく好きというわけではなくて、ゼノブレイドシリーズそのものがあまり好きになれなくて、自分の中では評価が低いので、相対的にこの作品がよく見えるっていうだけなんだけど。
ただ、そうは言っても、バットエンドで終わる変化球作品としてなかなか印象に残る作品だったし、パーティメンバーのバランスの良さも好印象だった。なのでそんなに悪くはない作品だと思ったし、プレイして損をしたという気持ちはない。プレイ時間そのものも短めだったしね。

まあ、そんな感じでこの外伝作品に対してはいい印象を持ったし、もう一度プレイしたいとまでは思わないけれど、たまにはこういうRPGも良いと思った。けれどゼノブレイドシリーズそのものに対しては外伝含めて4作プレイして、もういいや、という気持ちになってしまったのも事実で、それを一言で言えば向いてないってことなんだと思う。
なので、ゼノブレイド3に関してはスルー決定だし、この先4とか5がでたとしても、プレイする確率は非常に低い。大作RPGって喰う時間が大きいので、外れをつかむくらいなら、好きな作品を再プレイしたほうがよほど有意義だと思う。
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64点 31時間 2周した

無言系主人公のケムコ製レトロ系JRPGの一本。

一周目は十時間ちょっとでクリアしたのでやや短めの中編RPGという感じ。世界観は普通のファンタジーで、特にひねったところはなく、王道系の作品の一つ。
2D見下ろしのドラクエっぽいタイプのRPGなので、非常に安心して楽しめる手堅い作品、という印象を受けた。実際、とんがった個性があるわけでもなく、すごい長所もヤバい短所もないので、これといって力説したくなるような個性があるわけではなく、普通に楽しめる作品という感じ。
あまり人を選ばず万人が楽しめるという意味では、目立つ個性がないという点も長所といえるのかも知れない。

主人公は先に書いたとおり無言系だが、男女選べるという特徴も持つ。自分は二週とも女でプレイしたので、性別の選択による違いはわからないが、とりあえず女勇者が可愛いということだけは書いておきたい。

仲間についてだが、これはキャラメイクではなく、旅をする途中で増えていくというこれまたオーソドックスな作り。仲間になるキャラは結構多く余裕で二桁を越えるが、そのうちきちんと顔グラとイベントがある仲間は限られており、それ以外は言わばモブ仲間という扱い。イベントで仲間が外れたときに補充してね、みたいな扱いなので予備みたいなもん。
ちゃんとイベントも顔グラもある真・仲間は隠しキャラ一人含めて全部で七人おり、女四人男二人人間以外一人というやや偏った構成。仲間として普段連れ歩けるのは三人までなので、それ以外の仲間は酒場で待機というシステムになっている。

ストーリーはほどほどに王道という感じで安心して楽しめる。個人的に面白いと思ったのは、勇者の故郷の設定と描写で、故郷を焼かれた勇者パターンの変奏として印象に残った。この作品の持つ「変化球」な部分はこれくらいで、あとはあまりひねった部分はなく、キャラの魅力とちょっと切ないストーリーで勝負した作品といったところか。

キャラのなかでは明るい性格のですわ系王女ステイシアが良かった。主人公を女にしたので良き相棒にして親友という感じがして、ほとんどの期間ずうっと仲間として連れ回していた。RPGって仲間同士の関係性を妄想するのが楽しかったりするけれど、主人公とステイシアが自分のなかではコンビみたいな感じになっていて、ステイシアに対しては準主人公みたいなイメージを持っている。

不満点は、仲間イベントが少ないところ。
仲間をとっかえひっかえして進めることのできるシステムになっているので、これに関してはある程度しかたがないとはいえ、もう少しイベントがあっても良かったと思う。
まあ、あまり多くはないがゆえの良さ、があることは認める。あんまりイベントばっかりだと、それはそれで妄想の余地が少なくなるので、ほどほどに空白があった方が良いとは思う。けれど、この作品の場合ちょっと少なすぎやしないかと思う。今のイベント量の1.5倍くらいあったらちょうど良かったのではないか。

とまあ、ちょっとした不満はあるけれど、手軽にプレイすることのできる中編無言系RPGとしてなかなかの出来で、値段を考えれば満足できる作品だった。
この作品をプレイしてあらためて思ったのは、自分は無言系主人公のRPGが好きなんだなということ。これはなかなか理屈では説明しがたいもので、好きだから好きなんだくらいのことしか言えないけれど、とにかく自分はこういうタイプのRPGが好きなんだなと、それを再確認しました。
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60点 プレイ時間 140時間

まあ、感想としては前回と似たような感じで、戦闘システムとキャラはいいけどストーリーはいまいち、やる価値がないわけではないけれどさして面白くは無かった、とかそんな感じ。前作のシナリオは○を殺すとか言い始めたあたりから猛烈に冷めちゃったんだけど、今作はそこまで冷めることなく一応ぎりぎりモチベを保ちつつラストまでプレイすることができた。なので、シナリオに関して言えば前作に比べればややましかなとは思うものの、正直言って誤差レベル。あとは、中編RPGをクエストとかで無理矢理膨らませているように見える、とか、キャラ描写が足りなくて登場人物の言動行動にやや唐突感がある(そういう意味で特に悪い意味で印象的なのは、序盤でとあるおっさんが命を散らすシーン、ポカーンですよ。)、とか、冒険感がイマイチとか、まあだいたい前作と似たような感想になってしまう。なので、特に書くべきことはないけれど、ヒロインはやたらエッチだったのでそこだけ印象に残ったし、この作品の一番良いところはそこだと思った。
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52点 48時間(2周した)

ケムコからたくさんでている昔懐かし感あふれるレトロ系JRPGのうちの一本。ロボットが平気で出てくる一方、世界観のベースは普通のファンタジーという、一見するとちぐはぐで違和感を感じそうな設定だが、プレイしてみると不思議に気にならない。しかし、そんなことよりもヒロインの設定がぶっ飛んでいて目を奪われてしまう。ステータス画面を確認すると、確かにはっきりと33歳と明記してあり思わず目を疑ってしまうが、これは誤植ではない。一方主人公は19歳なわけで、ヒロインがサイボーグでパッと見若いとはいえ、19歳と33歳のカップルは異質すぎてすごい。ストーリーもシステムも雰囲気も、SFCからPS1あたりを思わせる普通のJRPGなんだけど、ヒロインの設定がぶっ飛んでいて印象に残った。
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DQ2の配信からほとんど時を得ずして配信された、皇女によるDQ3(NS)の配信。
今回の配信もまた、DQ1やDQ2の時と同じように、高い芸人スキルとドラクエ初心者らしい初々しさが魅力となっているが、そういったことに関してはDQ1・DQ2の時に書いたので、正直言ってあまり書くことがない。

ただ、書くことがあまりないと言っても、魅力がないからではなくて、相変わらず安定した面白さがあり、いい意味で代わり映えがしないからこそであり、DQ3ファンならば是非見て欲しいと思っている。

そういうわけで、以下に気づいたことや印象に残ったことを、箇条書きっぽく書く。



・ギャンブルに対する負け方がきれい

本作から実装されたギャンブル要素の闘技場だが、ロマリアで一度勝ったあと負けに負け続けるのがよかった。
最初勝って「いける!」となって、調子に乗って賭け続けたら負けて負けて負け続けるというのがドラマチックでいい。
しかも、リムルダールで「これで最後!」と賭けたら二回連続で当たる、しかもそのうち一つは倍率十倍というドラマチックさ。
あまりにもきれいに負け続けるので、これは一種の才能ではないか?、と思ったり。



・ピラミッドでひとくいばこにボコボコにされるのが良かった

DQ3の難関と言えばネクロゴンドと並んで名高いのがこのピラミッド。
敵の強さはそこそこだけれども、ダンジョンの構造のいやらしさとひとくいばこの脅威で強い印象をプレイヤーに残す。
皇女も、案の定というかなんというか、ひとくいばこにあってボコボコにされて、実家に逃げ帰って母親に泣きついて、「冒険に出るのがつらいの?」と言われてしまう始末。
この台詞は、タイミング的にベストで、笑ってしまった。



・下の世界に対する反応と考察

下の世界に降りた時の反応が新鮮でいい。若干、事態を把握できずにやや混乱がちなのも良い。
また、下の世界に降りてからは、過去作を含めて、世界がどんな風になるのか・どんな風だったのか、という考察にふけることがたまにあり、ドラクエ考察沼にはまりつつあるなと、ほほえましい気持ちで見守ることができた。



と、まあそんな感じで、今回も安定した面白さがあった。この先、またドラクエをやるのかどうかはわからないが是非プレイして欲しいものだと思う。
また、皇女が過去に配信したMOTHER23にも興味がわいた。MOTHERシリーズは未プレイなので、Wii Uを買うかレトロフリークを買うか吸い出し機を買うかして、きちんとプレイしてから視聴したいと思う。

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56点 プレイ時間 74時間

民族間の争いと差別を扱っているという重めのテーマとシナリオが特徴でありウリでもある、ということになっている作品。確かに、根暗主人公といい、中盤以降のストーリー展開といい、シリアスさをアピールポイントにしているだけあって、全体的にはやや暗めで「重さ」を感じさせる作品だ。しかしそれも終盤が訪れると、頭の中に疑問符が浮かぶようなストーリー展開になってしまう。種族の違いを「同じヒトだから」と訴えることで乗り越えようとする展開はあまりにも安易で、はっきり言って幼稚だとさえ思う。こういった、善意と根性で悪意を乗りこえようとするというストーリー展開は、種族間の争いや差別を扱った作品にはあまりふさわしくないのではないか。そういった意味ではシリアスの衣を被っただけのなんちゃってシリアス作品だと感じた。安易な展開にするくらいなら、最初からこういうテーマを掲げない方がいい。
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DQ1の配信から約1年の時をおいて配信されたリゼ・ヘルエスタによるDQ2のゲーム実況。
相変わらず、芸人スキルの高さとドラクエ初心者であるが故の初々しさでぐいぐい見せてくれる良い配信だった。
Switch版はかなり敵が弱くなっているとはいえ、シリーズで最強難易度を誇るDQ2なのでやはりというかなんというか、いろいろな罠に引っかかったり、たまに全滅したりするという楽しい配信になっている。
RPGとして考えるとこのSwitch版はやや歯ごたえが足りなさそうだなと思うし、地面に落ちてるアイテムが光るのは興ざめだが、雑魚が弱いおかげで結構テンポよく進むので、配信向けと考えればちょうどいいかなと思う。

DQ1の時も見ていて思ったが、ドラクエはプレイヤーを手の平で転がすのが本当にうまいなあ~という印象をさらに強めることになった。
自分のように10以外のナンバリングはすべてプレイ済みで、タイトルによっては複数回プレイしたことのある人間にとっては、リゼ皇女の戸惑ったり翻弄されたりする姿がとても新鮮にうつり、微笑ましいと同時に、とても羨ましい気持ちになった。

船をとって以降のリゼ皇女の攻略順番が結構バラバラというか独特だったんだけど、それでもきちんとクリアできてしまうのはドラクエの持つ懐の深さ故か。
船取って以降はほぼオープンワールドといっても良い仕様なんだけど、見ていて改めて思ったのは、これくらいの自由度が自分は好きなんだよね、ということ。
今回リゼ皇女は、重要なアイテムを手に入れてからその情報を聞く、という逆転したパターンが多かったんだけど、それでも普通にクリアできるというのは、こういった比較的自由度の高いゲームならではという感じで、初期ドラクエの良さというものを再認識した。

また、仲間キャラがほとんどしゃべらないが故のセリフの貴重さというものも良いものだと思う。
ごくまれに仲間がしゃべると、「しゃべった!」と皇女が目を剥いて反応するのも見ていて微笑ましく、印象に残った。

もちろん、みんな大好きロンダルキアでも色々な反応をしてくれるが、案外結構スムーズに進んでしまったのはやや残念。もっと迷いに迷って苦しい目にあって欲しかったなあ~、と思ったり。
Switch版は雑魚敵がかなり弱くなっており、皇女がロンダルキアで苦しんだのは主にループと落とし穴だったので、もうちょっと戦闘でひどい目にあって欲しかったなと思う。

ただ、ラスボスの強さに関して言えば、おそらくはSFC版とほぼ遜色のない強さでは?と思わせるものがあった。
リゼ皇女の装備が最強装備ではない(はやぶさもロトの鎧もなし)とはいえ、一手打ち間違えるとすべてが瓦解するというヒリヒリする戦闘を見せてくれたので大変満足感がある。
非常に見応えがある戦闘でこれぞRPGのラスボス戦という感じがした。
また、最強装備ではないのにラスボスに勝ったリゼ皇女も立派だと思う。正直、負けるかなと思ったし、ロトの鎧とかをとってからまた戦ってギリギリ勝利という展開かと思っていた。
運もあったけれど、リゼ皇女のドラクエプレイヤーとしての成長を感じさせるラスボス戦で、非常に見応えがあったし、はげしい炎を連続ではかれるなかなんとか耐えてギリギリ勝利するという展開は本当に熱い。
DQ1の時もそうだったが、皇女にイキリ癖があるのも良い方向に作用しており、あまりレベルを上げすぎない(コメントによればむしろ足りない!?)状態で挑戦したのが良かったと思う。

そんなこんなで、とても良いDQ2の配信でありエンタメとして楽しませてもらった。
もちろん次は、リゼ皇女が現在攻略中のDQ3の配信を追っかけてみようと思います。

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ドラクエ初心者のNS版DQ1の配信。
JRPGにはそこそこ慣れているけれど、ドラクエは昔8を少しプレイしたことがあるくらい、という感じの人なので、RPGに対して無知というわけではないがドラクエに関してはあまり知らないという、非常にちょうどいい絶妙なバランスの配信だった。
ある程度RPGの常識をわきまえているので、それなりにテンポよく進む一方、ドラクエに対する知識はあまりなくもちろんDQ1は未プレイなので、要所要所で新鮮な反応を見せてくれる。
また、芸人としてのスキルも一級で、リアクションやトークで見ているものを楽しませてくれる。
経験値稼ぎは配信の合間に裏でやり、本編を配信でやるというスタンスなので、見ていて退屈なシーンがないし、雑談に流れることもないので、テンポの良い楽しい配信という感じだった。


見所としては・・・

・NS版特有の罠(ドムドーラ)に引っかかって「へ?」
・ローラ姫に対してやたら厳しい。
・賢者のほこらを犬小屋呼ばわり


NS版は敵が弱く、そのうえ地面に落ちている重要アイテムが光るという残念仕様なのであまりプレイしたいとは思わず、今までずっとスルーしてきたが、難易度が低いが故のテンポの良さというものがあり、配信とは相性がいいのかなと思った。また、ドラクエ初心者にとってはちょうどいい難易度なのかもしれない、とも思った。
とにかくこの人のドラクエ配信は見ていて楽しく、反応が初々しくてよいので次はDQ2NS版を見ようと思います。

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50点 プレイ時間 13時間

ゼノブレイド1の最かわヒロインメリアちゃんが実質主人公をつとめる外伝。ストーリーは可もなく不可もなくで、本編が好きな人にとっては良いご褒美ではないかと思う。いい意味で空気を読んだ作品で、本編のシナリオや世界観を壊すことなく、また、シナリオが蛇足ということもなく、本編に対するおまけの外伝としてはかなり理想的な作品に仕上がっている。自分は本編そのものがあんま好きではないのであまりよい点数をあげることはできないが、もし仮に本編に対して80点を与えていたとしたら、この外伝には62点くらいをつけたと思う。
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60点 プレイ時間 93時間


オープンワールド風の傑作JRPGということで、結構期待してプレイしたんだけど、自分にはいまいち合わなかった。
世評は良く、アクション性は少なく、JRPG好きにおすすめということで、恐らくは最低でも70点くらいはいくだろうとは期待していたんだけど、正直イマイチだった。
独特な戦闘システムは面白いし、広大なマップを探索するのもそこそこ楽しい、キャラクターも魅力的で、特に仲間になる女性キャラはみんな好み(特にメリア)、ということで隙のない作品と思いきや、ストーリーの寒さが個人的にダメだった。
中盤あたりから、「あ、これ結構ありがちなやつやん。」となって、なんか冷めてしまい、そこからはやや作業感を伴いつつ、「早く終わらそう」と思いながらプレイしてしまった。まあ、戦闘が面白いから退屈ってほどではなかったんだけど、ストーリーが寒いので、イベントシーンを真面目に見る気力が湧かなかったし、「ハイハイ、○○を殺すのね、よくあるよねそういう展開。」という感じでプレイしてしまった。

要するに合わなかったということなんだろうけれど、これだけ賞賛されている作品であるにも関わらず、ここまで自分に刺さらないというか琴線に全く触れない作品だとは思わなかったので、「つまらなかったなあ~」という感情よりも「なぜ楽しめなかったのか?」という戸惑いの気持ちの方が強い。

事前の期待値が結構高かったので、拍子抜けしてしまったというのは、もちろんある。
けれどそれだけではなくて、具体的にここが残念、という点がいくつかあるので、それを記述していきたい。


・オープンワールド風であってフリーシナリオではない

オープンワールド風であってフリーシナリオではない、これは重要なことだ。
オープンワールドRPGということでフリーシナリオの上位互換だと、勝手に思っていた部分があった。
つまり、最初からほぼどこでも行けて、イベントの順番も自由で、みたいな感じのRPG。
そこまでいかなくても、序盤が終わったらある程度フリーシナリオみたいな感じでゲームが進むのかな?、と期待していた部分があった。

自分にとって、オープンワールドのイメージというと、DQ3の船をとってからラーミア復活まで、とか、FF6の崩壊後の世界、のバージョンアップ版みたいなイメージがあって、ようするにフリーシナリオの上位互換みたいなイメージがあったんだけど、どうやらこれは自分の一方的な勘違いだったようだ。
「オープンワールド」という言葉を検索すると、オープンワールド作品の重要な要素として、「どこへでも行ける」とか「シームレス」という言葉が普通に出てくるわけで、必ずしもフリーシナリオでなくてはいけないというわけではないらしい。
というか、フリーシナリオとオープンワールドは、重なる部分はあるけれど、基本的には別の概念だととらえた方がいいのかもしれない。

というわけで、勝手に期待して勝手に幻滅してしまったという部分はあるけれど、オープンワールド風RPGとしては良いできかなと思う。
だいたいどんなところにもいけるし、ただっ広いだけではなくてなにかしら発見がある。
そして、なによりも風景が美しく、思わず見ほれてしまうこともしばしばだ。
なので、オープンワールド風RPGとしては質が高いほうなんじゃないの?、と思う。


・キャラ描写が足りない

この作品はテイルズみたいな饒舌なタイプの見せるRPGだ。ドラクエのような、プレイヤーが空白を埋めて作品とともにシナリオを共作する(あるいは体験そのものが物語であるような)RPGではない。
従って、ちゃんと色々なイベントを起こしキャラクターに会話させ、きちんと描写しないといけないわけだが、そこが足りないと思った。
なんというか、この作品のシナリオは骨はしっかりあるけれど肉が足りないという感じで、色々と物足りない。ストーリーの進み方も非常に単線的というか、迷わずまっすぐ進むので、わかりやすいといえばわかりやすいが、そのかわりふくらみがないというか、中編RPGには相応しいかもしれないけれど大作長編RPGにはあまり向かない、みたいな感じがあった。
正直、中編RPGをたくさんのクエストと広大なマップで水増しして、無理矢理大作長編にしている、という印象を持ってしまった。

クエストはクエストであってイベントではない。
クエストの内容がもう少し、キャラを掘り下げるような内容だったら良かったんだけど、残念ながらそのほとんどはそうではなく、仲間キャラではなく町の人を掘り下げる内容になっている。
こういうクエストをたくさん作るくらいなら、仲間キャラを掘り下げるサブイベントを作るべきだったと思う。
おかげで、「中盤道案内の名目で同行することになったメリアが、いつのまにか仲間ヅラしている!」という印象を持ってしまい、ちょっとつらかった。


・冒険感

RPGっていろんなところを探索して、プレイヤーが冒険しているという感じを持つのが、大切な要素の一つとしてあるけれど、この作品は冒険感がイマイチだった。
もちろん広大なフィールドに様々なモンスターが生息し、色んなアイテムが落ちていて、クエストを受けると、その中を走り回ることになるのだから一応世界の中を探索している感じがあるにはあるのだけれど、たとえばドラクエの持つ探索感・冒険感に比べるとイマイチだった。
もちろんマップそのものの広さで言えばこの作品の方が広いし、クエストの数もたくさんある。にもかかわらず、なぜかあまり冒険しているという感じはなかった。
ドラクエで船や空とぶ乗り物を得ると、色んなところにいって探索してみようという気になるし、ワクワクドキドキさせられるものだが、このゲームの場合、そういった感覚を全くといっていいほど味わうことがなかった。
中盤あたりからストーリーに魅力を感じなくなり、シナリオに牽引されることがなくなったというのもあるが、よくよく思い出してみると、序盤から、最初のマップからして、あまり探検しようという気にはならなかったというか、冒険感を感じなかったし、特にワクワクすることもなかった。
これはいったい何故なのだろう?

理由の一つとして考えられるのが、イベントの少なさ、だ。
このゲームの大半はバカデカいフィールドマップと多数のクエストからなっており、町以外にはほとんど人が居ず、そしてサブイベントなど皆無だ。
なので、マップを探索しようという気がイマイチおきない。
ドラクエなんかだと、地図にない島、とか、井戸の底に人が居たりとか、ああいうのが楽しかったりするんだけど、この作品だとああいった楽しさはほんのわずかしかないので、萎えてしまった。
これが理由の一つだと思う。

もちろんこれだけで説明しきれるわけではない。
そもそもにおいて、序盤から探索する気力が湧かなかったのは何故か、という問いに対して答えになっていないからだ。
サブイベントが皆無で、フィールドマップにほとんど人が居ない、だから探索する気が湧かない。この説明は中盤以降については当てはまる、しかし、このゲームに対して無知だった序盤でも、やる気が湧かなかったことに対する説明にはならない。

もう一つの説明として思い浮かんだのは、そもそもにおいて3Dがあまり好きではなく見下ろし2Dが至高と思っているっぽいところだ。
いや、思っているというよりも向き不向きの問題だろう。
元々の性質なのか、それとも多感な時期に2D見下ろしRPGにふれたのが原因だからか、あるいはその両方か、ともかく、どうやら自分は2D見下ろしRPGの方に3Dよりも冒険感を感じ深く楽しめる、そういう性質なのかもしれない。
思えば、今までプレイしたRPGで高く評価したり深く印象に残っているのは、そのほとんどというほどではないけれど、多くは2D見下ろしRPGだったりする。
ドラクエなんかも、3Dの8とか11はそんなに好きではなくて、好きなのは3から7あたりまでだったりする。

そういうわけで、この作品に対してあまり冒険感を感じなかったのは、ただ単に今風の3DRPGがあまり好きではないから(あるいは、昔風の見下ろし型2DRPGが好きすぎるから)、じゃなかろうか。
というか、他にこれといった理由が見あたらないし、自分の頭では思いつかないのだ。


・最後に

まあそんなわけで、何故このゲームを楽しめなかったのか?、についてあれこれ考えてきたけれど、結局のところ、古典的なJRPGが好きすぎて今風の作品をイマイチ楽しめないから(ドラクエ11もJRPGとしては普通に合格点で楽しめたが、ドラクエとして見るとあまりに今風なところがあんま好きになれず、歴代ドラクエ作品の中では下位)、という、あまりにもしょうもない老害的な理由だったのかもしれないことがわかってしまった。
まあ、他にも理由はいくつかあるし、それも書いたけど、一番本質的な理由は案外それじゃないかって気がする。
結構万人向けで、JRPG好きならやっとけみたいな感じの評判の本作なので、JRPG好きなのにこの作品を楽しめないというのは、かなり珍しいのだろう。
ようするに合わなかったということだが、この作品の場合どうやら、人を選ぶタイプではなく割と万人向けの作風らしいので、楽しめなかった自分に対して戸惑ってしまった。
まあ、たまにはこういうこともあるよね、ということで、次はゼノブレイド2をやってみようと思います、ヒロインがえちえちなので。
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