60点 9時間

横溝風のAVG。一応子供向けのはずなのだが、結構サクサク人が死ぬ上におどろおどろしい雰囲気で、ライト横溝といった趣。記憶喪失の主人公が自分自身の謎を解きつつ殺人事件にも挑むという趣向は、ミステリ的であると同時にゲーム的な設定でなかなかはまっている。作品としても、容易に真犯人は分からないしテンポよく人は死ぬしで、そこそこ緊張感があり楽しめる。ごくオーソドックスなAVGなので、コマンドを選択するのがたるくなったり、結局総当たりになったりするという欠点はあるものの、値段と時代を考えればまあまあ楽しめたと思う。終盤、消去法で考えると何となく真犯人の見当がついてしまうのが気になるが、子供向けの作品と考えればそれくらいは仕方ないかなと思った。総合的に見ると、ゲームとしてもミステリとしても悪くないできで、値段分のもとはとれたと思う。